Leonから歩く サンティアゴ巡礼レポート Camino de Santiago ~プロローグ~2016年3月25日
長い研究生活から解放され時間ができたのでスペインに飛んでCamino de Santiagoを歩いてきました。
スペインに滞在した16日間、毎日が刺激的でとても楽しく、同時にすこし辛い旅でした。
多分、僕と同じような時期、期間でCamino歩きたい!という人も多いと思うので、自分の体験をこのブログに記すことでそんな人たちの助けになればと思います。
実際、自分の条件に合ったCaminoレポートは非常に少なくて、自分自身情報収集に苦労しました。というか、そもそも日本語のCaminoの体験レポート自体がそんなに数がない。
「こんな準備をしておいた方がいい」とか、スタート地点までの移動の話とか、予算・費用の事とか、持ち物の事とか、英語どれくらい必要なの?とか・・・・できるだけ役に立つ情報を提供できるように努力したいです。
準備等の事については以下の記事で紹介しています。
また、特にCaminoを歩こうとか考えてない人にも少しでもこの素晴らしさを知ってもらいたいとも思います。
1.Camino de Santiagoとは?
引用:NPO法人 日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会HP |
そもそもCamino de Santiagoってなんだ!って話ですが、キリスト教版のお遍路の巡礼路みたいなものです。日本語では「サンティアゴ巡礼」とか「サンチャゴ巡礼」とか言われてます。
キリスト十二使徒のうちの一人である聖ヤコブが埋葬されているというSantiago de Compostelaのカテドラルを目指して巡礼路を歩く。巡礼路にはフランス人の道、銀の道、ポルトガル人の道などいくつかありますが、その中でも最もメジャーなのがフランス人の道であり、自分もこれを歩きました。
ちなみにこの巡礼路は世界遺産に登録されています。道として世界遺産に登録されているのはこの巡礼路と日本の熊野古道だけのようです。
スペインで入手できるクレデンシャル |
巡礼者はまずクレデンシャルという巡礼者パスポートを手に入れます。巡礼路には巡礼者のための宿(アルベルゲ)があり、クレデンシャルを提示する事で宿泊することができる。アルベルゲに宿泊したり、教会に立ち寄ったりする事でクレデンシャルにスタンプを押してもらい、これを集めながら先に進んでいきます。
アルベルゲや教会でもらったスタンプ |
北スペインの田舎を歩き、時には大きな街を歩き、山を越え森を抜け・・・とにかくいろんな景色を見る事ができます。あとは、スペインの人々の生の暮らしを垣間見る事ができたり、覚えきれないくらい色んな国の人と話したり、宿のみんなでワイン飲みながらうまい飯食ったり・・・
そんな旅です。
2.今回の行程
フランス人の道はフランスのSaint Jean Pied de PortからスペインのSantiago de Compostelaまでの780kmを歩くのが一般的であり、歩き切るのに1か月以上かかります。
僕にはそんな長い時間がなかったので、途中のLeon(レオン)という町から311kmを歩きました。
スペインには2016年3月7日~22日まで、16日間滞在しましたが、歩き切るのにかかった期間は12日間です。1日平均約26km歩いた計算です。 ちなみに311kmというと、直線距離で東京-仙台くらいの距離です。
日本を出発してから帰国までのカレンダーを以下に記しておきます。
2016年3月 |
3.巡礼をしようと思ったきっかけ
まずはじめに、僕はカトリック教徒でもなければそもそもキリスト教徒でもありません。だから、宗教的な理由で歩いた訳ではまったくありません。
海外の山に登りたい、ヨーロッパ行きたい、なるべく安く長い期間滞在したい、というこんな条件でインターネットで色々と調べていたところ、たまたまCaminoの存在を知り、「これだ!」と思い行くことにしました。つまり直感です。
とまぁこんな感じで、これからぼちぼち巡礼の体験記や情報などをアップしていきたいと思います。
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