Camino de Santiago  day1  León~San Martin2016年3月27日

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Camino de Santiago  day0 ~移動編~

 

朝7時半頃起床。宿で出される朝食を食べる。
「え、6€で朝食もついてんの!?」と思われるかもしれませんが、これは寄付(donativo)によって成り立っています。なので、朝食を食べたら宿にお金を寄付します。金額は決まってないので、気持ち次第。
8時くらいになるとみんな出発していく。宿の人にお礼を言って、他の巡礼者の流れに乗って出発する。

初日から雨のスタート・・・しかし小雨だったのでレインウエアを着る必要はないくらい

巡礼路にはこのような黄色の矢印が描いてあるので、これを辿って歩いていく。結構頻繁に書いてあるので、詳細な地図を持たずとも迷う事はない。

前を歩くは昨晩話した2人の日本人。女の子の方は足が窮屈だからと靴はザックに入れ、サンダルで歩いていた。邪魔をしては悪いし、僕の方が歩くペースが幾分早かったのでこの少し先で彼らを追い越した。

ちょっと有名な像、らしい。

車の方の標識にもしっかり”Camino de Santiago”と記されている。

街の端までやってきた。この橋で線路を越えると、途端に建物が少なくなってLeònの街を抜ける。

黄色の矢印以外にも、こんな感じの標も目印である。
美しかったLeònの街とは一変して殺風景で寂れた工場が点々とする道になる。

ここからは大きな道路に沿ってひたすら歩いていく。N-120ってことは多分国道。

 

前を歩くのは韓国人のカンさん。スペイン語ができる。ペースが合ったのでこの日は彼女と1時間くらい一緒に歩いただろうか。

カンさんはスペイン語は出来ても英語は出来ないらしいので、あっちはスペイン語でこっちは英語で会話してた。言語は完全に噛み合ってないんだけど、分かる単語もいくつかあったりして、意外にも結構な時間話していた。スペインの挨拶の事とかを教えてもらった。
彼女もSaint Jeanからすでに400km以上歩いている強者である。おばさんだけど普通に歩くの早くてサラ足の自分と同じペース。

小さな街を通過する。

巡礼路の途中には度々このような水場があるので、水分を補給できる。何度も飲みましたけど、僕はお腹壊さなかったので大丈夫ですw
小さな村とかだとたまに生活用水で飲めないものもあったりするので注意する必要がある。

朝は雨だったが、すぐに止んで非常にいい天気になった。スペインの青空は透き通っていて本当に気持ちが良い。

町を抜けるとこんな景色。空が広く見える。

カステーリャ・イ・レオン州の巡礼路には、町や集落の入り口にこのような看板が立っている。ここには町の地図と、存在する施設(アルベルゲ、病院、薬局、BAR、レストラン、水場 etc…)が書いてある。非常に重要な情報だ。

町以外はひたすら長い長い直線を歩く。精神的に結構くる・・・
こういうのって北海道でもあるけど、自転車だと割と速度出るから「ヒャッハー!気持ちいいぜー!」ってなる。でも歩きは速度が遅いからこの直線が永遠に続くように思えて辛い・・・

San Martinに到着!14時30分くらいだったかな。
ここはLeònから25.9km地点なので、今日はここでやめておくことにする。

宿は一番大きく看板が出ていたところに決めた。

ALBERGUE SANTA ANA
ドミトリー宿泊は6€

部屋はこんな感じ。なかなか悪くはないです。でも、シャワーが微妙だった。水圧が弱いし、温度が安定しなかった。

この日は10€の追加料金を払って宿で夕食をつけてもらった。一緒に宿泊していたアルゼンチン人と食べる。

2皿目のポテトと肉

アルゼンチンはかつてスペインの植民地だった歴史をもつので、公用語がスペイン語。アルゼンチン人の彼は英語も多少できるので、宿の人が言ってる事を通訳してもらったりした。

彼曰く、アルゼンチンとスペインは確かにスペイン語だけど結構違うところも多いらしい。

途中で地元の人たちが集まってきたりしてカオスな夕食になった。やたらテンションの高いおっさんがいて「日本人か!ちょっとこい!」とかいってめちゃくちゃ激励された。ちなみにそのおっさんはイタリア人らしいw

今日の歩行距離は25.9km。ノルマぴったりといったところ。
今まで山で20km歩いた事もあるので余裕かと思ってたけど、意外と疲れた。思うに、アスファルトなどの固い地面が続いた事で足に疲労がたまったんじゃないだろうか。結構ソールの固い登山靴履いてきたからね・・・

明日は少し早起きしてできるだけ距離を稼ごうと思う。とにかく、初日は順調に進めて良かった。

 

Camino de Santiago  day2   San Martin~Santa Catalina

 

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