Camino de Santiago day11 Arzúa ~ Pedrouzo2017年5月7日
今日もどんよりとした天気の中でスタート。小雨が降ったり降らなかったり。
ゴールは近づけど毎日同じ景色。
Santiagoまで40kmを切っている。Santiago de Compostelaはキリスト教の一大聖地だけあり、主要観光地でもあるので結構大きな街のはず。しかし、一切街の気配が出てこない。
歩いてるから感じる事かもしれないけど、スペインは街とそうでない部分の境界がはっきりしているように感じる。日本の田舎の比較的大きな街は広範囲に渡ってダラダラと街が続く感じだけど、スペインの街はあるラインを越えると途端に田舎になる印象。
国道沿いの道を歩く。
道半ばで亡くなった方の慰霊碑。サンティアゴまで数百キロ、数十万人の人が毎年歩くが、それだけの人が歩いていたら当然アクシデントもある。道の途中で何度もこのような慰霊碑を目にする。大昔の巡礼はそれこそ命がけの旅だったと思うが、近年の旅は街のスーパーで買い物もできるし、宿で毎日シャワーも浴びることができる。そんな中でも、不幸にも最後までたどり着けずに命を落としてしまう人がいるようだ。死因はおそらく急性心不全とか持病が悪化したとかその類のものだと思う。身体の弱い人でも何かを求めてみんな頑張って歩いている。
だからといって自分がどうするとかそういう事ではないのだけど、自分が今までどのような気持ちで歩いてきたのかと考えるきっかけになった。
そんなわけでPedrouzoに到着!今日はここまで!
あっという間に書いたけど、一眼壊れてて写真撮っていないからです(笑)
この日は私営のアルベルゲに泊まる。公営のアルベルゲは先日の学生集団に占拠されていた(笑)Santiagoでこの日公営アルベルゲに泊まった人に話を聞いたけどうるさくて散々だったらしい・・・
さすがに私営のアルベルゲは綺麗です。ベッドも新しい。16人は収容できるかな。
この日はもう一人シンガポール人が一緒に泊まっていた。
とりあえず雨に濡れた服を洗濯して乾かす。
オレンジ味(Naranja)のアクエリアス。期間限定とかではなく、レギュラーラインナップだ。ファンタオレンジが幅を利かせているのといい、スペイン人はオレンジが好きらしい。
この日は全然歩かなかったので時間に余裕がある。街を散歩。
夕食はピザとワイン。ワインをお代わりしまくってこの日もベロベロに酔っぱらう。
薬局の看板。こっちでは緑の十字が薬局の印だ。
雨が上がり、青空が見えてきたがもう夕暮れ時・・・
宿に帰ってシンガポール人と話をする。意外とこっちに来てからアジア人とあまり話してない。お決まりの出身地トークをするんだけど、さすがに近い国の人だけあって欧米人よりも日本を良く知っていた。出身地を言うとき「千葉から来た」って言っても今まであった人は100%分からなかったけど、彼は千葉を知ってた。
成田空港使ったけど千葉は知らない って人はかなり多い。一般の外国人の頭の中には”Tokyo”と”Osaka”しか存在しない(笑)
この日の歩行距離は19.1km。今までの最低距離を更新。ゴールまでの距離調整という事で。
Santiagoまであと20km。もう目と鼻の先だ。前日になったのに実感が湧かなかったのをよく覚えてる。
酔っぱらいつつもSantiagoのカテドラルの前に立った時に何を思うのだろうかと考えながら眠った。
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