1日目 山口~萩~阿武町
突如発生したお盆休みを使って山陰にいってきました。
これまで色んなところを自転車で走ってきましたが、本州の日本海側は山形県以外は未踏。
ということで、今回は山陰から日本海側の県を回収していこうという目的でツーリングに出かけました。
3年前の夏、九州まで行く際に関西・山陽を走ったことがあり、その時死ぬほど暑くて熱中症になりながら走った経験から、今回も灼熱地獄で死ぬだろうなーと思ってたんですけど、違った事に苦しむことになりました。そして結果途中でリタイヤ・・・
悔しい思いをした今回のツーリングでしたがちょっと振り返ってみます。
台風の中にも関わらず、新幹線は数分の遅れのみ。すでに台風の過ぎ去った新山口駅に到着し、駅前で一泊。
翌日出発!
山口市から日本海側に向けて走っていく。内陸に行くにつれ登っていく。
秋吉台までは自転車道が引いてある。走りやすい区間もあれば、狭い道でクネクネ曲がる走りにくい区間もある。
しかし、台風過ぎた次の日なのに全然天気が良くない。ときどき小雨が降る。このとき朝7時、気温は21℃。盆の気温ではない。
でも、この日に関しては「まぁいいや」という気分。というのも、今回のツーリング最初にして大本命の目的地がそういう場所だからである!
朝8時、秋芳洞に到着。ここだ!ここに来たかったんだ!
幼少期、何故か鍾乳洞の図巻を見ることにハマっていて、図書館でそれはもう目が腐るほど見ました。その中にあったのが秋芳洞。いつか絶対に行きたいと思いながら気付いたら二十歳も越えていて、今年やっと来ることが出来ました。
入口までの道の途中にあった工事の壁。これは無理やりすぎるだろw |
入場料 大人1200円 |
開場と同時に入場口をくぐる。朝一番だけあって人が少ない。これはラッキー!
入口。漂う秘境感。幼少期からの夢の実現の瞬間が近付く!
それにしても水が綺麗です。
青天井付近 |
いよいよ洞内へ。かなり暗い(写真は長時間露光)。そして広い!いままでいくつか鍾乳洞にいったことがあるが、ダントツで広い。
15000匹以上のコウモリが生息しているようで、ときどきコウモリの鳴き声が聞こえる。
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百枚皿 |
入口から間もなく現れる百枚皿。まさに幼いころにみた図巻の写真通り!立派なリムプール。
こんなのがどうやって自然にできるのか、とっても不思議なものです。
ずっと憧れていた場所なだけに、終始ニヤニヤが止まらない。
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千町田 |
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黄金柱 |
高さ15m、幅4mの黄金柱。何万年もかかってこんなものが出来るんだなぁ。圧巻。
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幽霊滝 |
黒谷支洞に入る。といっても、鍾乳洞っぽいところはマリア観音までで、その先は外にでるだけなので、ちょっと行ったら折り返し。
入口まで戻ってきた。楽しすぎてここ出るまでにかなり時間を掛けたw
「日本人が死ぬまでに行くべき場所リスト」なるものが僕の中で勝手に作られてますが、ここもその一つに入りましたw是非、このすばらしさを実際に目で見て体感してほしいです。
秋吉の河童伝説にちなんだ像 |
連なる売店の横を歩いていると、売店のおばちゃん声を掛けられる。どこから来たのかと聞かれたので「千葉から来た。自転車で旅をしている。」と答えると、「ちょっとおいで!」と言われ店内へ。
「ここに来た思い出にこれ持って行きな」といってこれをもらった。
秋吉台の石灰岩のキーホルダー。文字はその場で掘ってくれた。
自転車で旅をしてると色んな人が優しくしてくれる。農村を走っていると野菜や果物をくれたり、暑さにやられてコンビニでのびていれば店員や客がアイスや飲み物をくれたりする。別に乞食をするつもりは全く無いんだけど、こういう事があるのも自転車旅のよいところという感じがしますね。(乞食で生き延びる自転車日本一周の旅人には何人か会いましたがw)
ところで、この石灰岩の中にはフズリナの化石が入ってます。フズリナといえば古生代の化石です。海に生息していたものなので、数億年前は秋吉台は海の底だったことがわかりますね。
・・・というのは中学校の理科で習うことです。(塾講師のバイトで理科教えてました)
「なぜ勉強をするのか、理科の知識とか受験以外に使い道ねえw」と小中学生はよく言うのだけど、旅に出ると自然に触れる機会は多くて、こういうときに「知ってて良かったなぁ」と思う。そのために勉強しておくと良いと僕は最近思います。
自転車のところに戻ると置いておいたポテチが猿に食われてた・・・
コンビニの袋につつんでおいたはずなのに、ご丁寧にそこから取り出して食うとは、奴らコンビニの袋というものを理解しているんですね。クソ猿ども、許さねえ・・・・・
テンションが下がっても進むしかない。ここからはカルストロードを通って秋芳洞の上を通って行く。
秋芳洞を出た時から雨が降っている。雨の登りは苦しいものがある・・・
カルストロード |
しかし、カルストロードは期待通りのとても素晴らしい道でした。天気が良かったらどんなに素晴らしかっただろう。
その低い標高からは想像できない、高原のような風景でした。
地獄谷 |
今降っているこの雨も、谷に流れて行ってさっきまでいた秋芳洞に流れて行くと思うと感動ですね。
秋吉台は日本三大カルストのうちの一つ。次は四国カルストに行きたいですね。
小さな峠を越えて長門市へ。そろそろ日本海だ。このまま海まで抜けるのもいいが、今回の旅では出来る限り東に向かいたい。ここから東の方角へ舵を取る。
鎖峠を越えて萩市へ。標高231m、えらく低い峠だ。このあたりの山はどこも標高が低くいけど、アップダウンが多くてなかなか削られました・・・
雨に打たれながら登るのもこれで終わり。
萩市街まで下ってきた。若干晴れ間が!!!
「日本の道100選」にも選ばれている菊屋横丁へ。
この菊屋横丁にあるような網のようになってる外壁、土蔵など古い建物でよく見みるけど何ていうんだろう・・・と思ったら、これは「なまこ壁」って言うんですね。
菊屋横丁には高杉晋作の生家がある。
高杉晋作って何した人だっけ・・・・・
先に勉強について偉そうな事を書いておきながら、歴史については常識レベルの知識すら無いのである・・・・・
すいませんでした。
日本史は中学以来さっぱりだからなぁ
この記事を書きながらちょっと調べました。
歴史ある地を訪れるときはバックグラウンド知らないと十分に楽しめないですね。「あの人はここで過ごしたのかー」とか「ここであの出来事があったんだな」とか、そういうのが無いともったいないです。
これからは、行こうとする地域の歴史を少しは勉強してからツーリングすることにします。
うさぎの形の萩焼 |
萩といえば萩焼。これは知ってました!
さて、自分の無知のせいでよく分からなかった萩城下町を後にし、日本海沿いを東に進んで行く。
そろそろ寝床を見つけないとなぁーと思ったところで「道の駅 阿武町」を発見!
「全国道の駅発祥の地」らしい!
我ら自転車やバイク旅の味方である道の駅ですが、「発祥の地」とみてちょっと歴史を調べてみました。
Wikipedia – 道の駅
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E3%81%AE%E9%A7%85
なんかウィキペディアをみると、この道の駅阿武町は道の駅が正式化する前の社会実験のときに作られたもののようで、それは他にも十数件ありますね。
ということはここだけが発祥の地ではないのか・・・
「発祥の地」というからには最も古い道の駅の一つであるわけですが、この道の駅阿武町はめちゃくちゃ綺麗でした。
そして
・屋根あり駐輪場
・ちょっと走ればスーパーあり
・温泉あり!
・レストランあり!
・プールあり!
と、設備もバッチリである。温泉とレストランは夜9時まで。プールはさすがに入らないけど。
ちなみに、「休憩所」なるものもありますが、屋根はあっても野外にあって、キャンプで使うような折りたたみベンチが置いてあるだけなので「休憩所」という感じじゃないです。換気扇の音がうるさくてゆっくりする気にもなれない。
ここに到着したのは16:30。この先道の駅は微妙に遠い。ここは野宿出来そうな個所は沢山あるので、ちょっと早いけどここで一泊する事に決定。
この道の駅の裏には海が。ちなみに温泉は海側がガラス張りになっていて、この日本海を眺めながら湯につかることが出来ました。
「道の駅 阿武町」すばらしい道の駅でした!
道の駅の職員が帰るまで海を見ながら読書して、22時頃にベンチにエアーマット敷いて寝ました。
この日の走行距離は90kmくらい。
最初の雨の中の登りがつらかったけど、最後にいい夕焼けを見れてよかった。
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