無計画で大島に渡ったこの旅、二日目は三原山に登ることに決定。
宿泊していた民宿からは20km弱。 距離的に余裕なので盛大に寝坊。10時前にやっと宿を出る。
三原山に登るルートは三つある。
①御神火スカイライン
6km弱で登れるルート。最短距離。平均斜度9%以上あるらしく、激坂の続く道。おまけに先の災害で道路が無くなってるので通行出来ず。
②三原山登山道路
一番距離の長いルート。ということはつまり、一番斜度が緩い。
③あじさいレインボーライン
最初の斜度がキツそうだけど、そこまでキツくなさそうな感じ。現在地から離れてるので却下した。
今回は三原山登山道路を選択
時間は有り余ってるので余裕をぶっこいた超低速クライムで進む。
富士山が見える |
基本5,6%の坂が続くが、たまに10% |
途中には牧場があり、馬としばし戯れる
牧場の横を抜けると、展望ポイントにつく。道路の頂上まではあと少し。
やっとこさ山頂遊歩道入口の駐車場に到着。ここからは自転車を置いて歩いて山頂を目指す。
駐車場から山頂までの距離はそれなりにあって、登るのに一時間くらい掛かった気が・・・
途中看板に応援されるw
手摺りとかねえし・・・ |
おつかれさまです |
山頂に到着。ここから火口をぐるっと一周。
山頂にある三原神社の鳥居とカラス |
山頂までの遊歩道は舗装されてましたが、火口を一周する道は未舗装の砂利道。
利島が見えたり |
火口。MTBあったらこんなところ走れちゃったりするのかなぁなんてバカなこと考えてる自分がいたw
前日に登った山が見える。
なんだかんだで、火口の周りを一周するのにも1時間弱かかったと思います。結構な距離を歩いてお疲れモード。自転車に乗る気が失せるw
山頂に居る時から若干雲が出てきてはいたんですが、雨は降らないだろうと思っていました。下山するとき、雨ではなく雪が降りましたwこれはもう試されている・・・
山頂の火口を歩きながら、明日は朝一の船に乗って新島に行くことに決めたので、この日は船の出る岡田港に宿をとる事に。
前の民宿で紹介してもらった宿に決定し、慣れないハイキングに疲れてしまった私は早々に宿入り。
この日お世話になったのは民宿ふじおか。岡田港にある。 |
宿の他のお客さんと、民宿のおばちゃんの車で温泉に連れて行ってもらい、帰りにちょっとドライブして夕食。
この宿、夕食がちょっとすごい。
港でその日とれたアワビやらサザエやら伊勢エビやら何やらが何も手をつけず、生きたまま出てくる。それを自分で焼いて食うスタイル。高級食材が次々出てくる。
熱に苦しむ貝たち |
元気で抵抗しまくるエビを抑えつけて火あぶりにする |
もちろん、醤油とか味つけするもんは一切無いので、そのまま潮の味で頂く。新鮮なエビの味は最高でした!
エビの頭の部分は後で味噌汁に |
「サービスだよ」と言って出してくれた刺身 |
正直な話、宿の設備自体は綺麗なもんじゃないし、おばちゃん一人なのでそんなに手際も良くないです。しかしながら、良くも悪くも面白い体験がいくつも出来て退屈せず、忙しなく動くおばちゃんを見て客だけど手伝ってあげたくなっちゃうような印象深い宿でした。
快適さを求める人にはオススメできないけど、刺激を求める旅人には良い宿だと思いますw
かなりの量の飯が出てきたので、食べ終わったときには午後10時。ちょっと夜の浜に出てコーヒーを飲んでからさっさと寝ました。
次の日の朝、おばちゃんがお弁当を作って渡してくれた。温泉送迎時の豪快な運転(マジでビビってたw)や宿の雑然とした雰囲気、室内バーベキューなどに驚いたりしたけど、最後のおばちゃんの丁寧な見送りを受けて、「良い宿に泊まったなぁ」と思いました。
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