3月のサンティアゴ巡礼”Camino de Santiago”をLeónから歩くために2017年5月21日
(2018.03.17 updated)
この記事を書いている時点からもう1年以上まえの2016年3月にサンティアゴ巡礼、Camino de Santiagoを歩きました。キリスト教の世界的な聖地、Santiago de Compostelaを目指して数百kmの巡礼路を歩く旅です。
そんな長い距離歩くやつなんているのか?という感じですが、結構日本人で歩いている方もいて、ネット上にも結構な情報が転がっています。しかしながら、多くの巡礼者は温かいハイシーズンである5~10月に歩いている人が多く、それ以外のシーズンの情報が少ない事も事実です。また、スタート地点も最もメジャーなSaint Jean Pied de Portや、巡礼証明書のもらえる最低距離地点にあるSarriaに偏っていて、それ以外の地点でどうスタートするか、何日使うかなどの情報は少なく、僕も出発する前にかなり不安に思ったこともありました。
この記事では、僕がスペインに行く前に準備したこと、現地でスタートするまでにした事、スペインに行ってから知っておいた方がよかったと思った事、必要な予算や予定の立て方など準備や心構えについて書いていこうと思います。特に、次のポイントに特化して書きます。
- 3月に歩く
- Leonからスタートする
ちなみに巡礼レポートは別で纏めてあります。以下のリンクをご覧ください。
何かご質問等あればこの記事のコメント欄か下記の問い合わせフォームでご連絡ください。
この記事に書ききれていないこともあるので遠慮なくメッセージください。お返事は必ず差し上げます!
1.はじめに
初っ端から元も子もない事を言いますが、出発前にあれこれ悩んでも結局行かなきゃわからない事あるし、服と金さえあればなんとかなります 笑
不安な気持ちがあってCaminoに行く事を躊躇しているならもったいないです!分からないことがあってもとりあえず飛行機のチケットをとってしまいましょう。
僕もスペイン語の簡単な単語も分からない状態だったり決して万全とは言えない状態で行きましたが何とかなりました。
多くの人が巡礼の旅に出てその素晴らしさを知って頂けますように。
2.計画の立て方
2-1. 日数の見積もり
まずは必要な日数の見積もりをします。当たり前ですが、必要な日数は1日に何km歩くのかによって変わります。普段トレッキングなどする人なら自分がどのくらい歩けるかわかると思いますが、そうではない人には悩むところかもしれません。
2-1-1. LeonからSantiagoまでの距離
LeonからSantiagoまで、約310kmです。有料で巡礼証明書と一緒にもらえる距離証明には311kmと書いてありました。
東京から芦ノ湖までが約100km、東京から仙台までの直線距離が約300km。そんな距離感です。
ちなみに、SarriaからSantiagoが大体110kmくらい。最短で巡礼証明書が欲しい!という人はSarriaからスタートします。
2-1-2. 僕の歩いた日程
まずは僕の日程を紹介します。
日本を出発してから日本に帰ってくるまで18日間、実際に歩いた日数は12日間でした。
歩いていたときの日程は次の通りです。多少の距離の誤差はありますがお許しください。
日 | 宿泊地 | 距離[km] |
Leon | 0 | |
3月9日 | San Martin | 25.9 |
3月10日 | Santa Catalina | 33.5 |
3月11日 | Riego de Ambros | 31.6 |
3月12日 | Camponaraya | 22.8 |
3月13日 | Vega de Valcarce | 30.2 |
3月14日 | Triacastela | 37 |
3月15日 | Sarria | 18.3 |
3月16日 | Portmarin | 22.4 |
3月17日 | Casanova | 30.7 |
3月18日 | Arzua | 23.1 |
3月19日 | Pedrouzo | 19.1 |
3月20日 | Santiago de Compostela | 20 |
累積距離 | 314.6 | |
平均距離 | 26.22 |
2-1-3. 1日に歩く距離
大体目安としては
- 20km:余裕で歩ける
- 25km:普通に歩ける
- 30km:ちょっと頑張って歩く
というのが普通の人の感覚かと思います。そう考えると、「1日平均25km、休息日1日」として14日くらいかけるのが余裕の行程かなと思います。
もちろん、山を登る日や天候の悪い日は距離が落ちます。調子のいい時に無理のない範囲でなるべく距離を伸ばしておくことがポイントです。
登山にもツーリングにも言えることですが、この手の自分の力で移動する旅というのは、自分の体力があってこそ計画というものが成り立ちます。まずは出発前に20kmほど歩いてみて、それを2週間続けられるのかどうか感覚をつかんでおく事をお勧めします。
2-2. 予算の見積もり
初めに金さえあれば何とかなると書きましたが、逆に言うと金がなくなったら終わりです(笑)
ここで書く「予算」は航空券を除いた現地で使うお金とします。
2-2-1. Caminoの旅は格安
僕が現地に持って行った現金は€600(当時のレートで換算して75000円)です。2週間以上滞在してもお釣りがきました。
Caminoの旅は通常の旅行に比べて格安です。パックツアーの海外旅行は激安のものがありますが、個人手配でそれなりの宿に泊まる旅行はかなり高くつきます。Caminoの旅が安い最大の理由は巡礼宿(アルベルゲ)の値段にあります。後述しますがアルベルゲは一泊€6〜10なので、一泊1000円以下です。お金はあまりないけど個人で長期間ヨーロッパを放浪してみたいという人には持ってこいの旅です。
2-2-2. 1日に使う金額の見積もり
朝食:5€
行動食:10€
夕食:12€
宿泊費:8€
1日に使う金額は約35€です。これでも結構多く見積もってる方だと思います。
朝食は前日にスーパーで買っておくか、宿の近くのバルの朝食メニューを頼みます。これが5€くらい。
昼食はあえて「昼食」と書かず「行動食」と書きました。というのも、Caminoでは調度いいタイミングでお店があるとも限らないので、ちゃんと昼食としての時間をとる事が少ないからです。あらかじめ買っておいたパンやスナックを少しずつ食べながら日中は歩きます。水などの飲料も含んで10€くらいかなと思います。
夕食はレストランやBARでコースメニューを頼みます。どの店も同じくらいで、8〜12€。宿にキッチンがあってスーパーで食材買って自分で作ればもっと安く上がります。
宿泊費は泊まるアルベルゲによって異なりますが、大体6〜10€です。ここでは間をとって8€という事にしておきました。
2-2-3. 移動費を含めた合計金額の見積もり
以上を踏まえて合計金額の見積もりをしてみます。
Madrid発着、巡礼14日間、前後2日間Madrid泊、スタート・ゴール地点まではバス移動とすると、以下のように見積もる事ができます。
Madrid地下鉄:10€
Madrid – Leon バス(ALSA): 20€
Santiago – Madrid バス(ALSA):20€
巡礼中費用:35€×14=490€
Madrid宿泊費:40€×2=80€
計:620€
日本円換算計:¥80,600 (1€=¥130換算)
地下鉄の運賃はすごく適当に書きましたが、大きくかけ離れる事はないと思います。
ALSAのバスは早めに予約をしておけば€15くらいで乗る事もできます。
Madridの宿泊費は市街地に立地する安めのシングルルームの大体の値段で換算しました。
以上、16日間スペインに滞在した場合の見積もりをしてみました。バスは事前に予約するものだと思うので、それを差し引くと現地で必要なお金はもう少し安くなります。
巡礼中1日に使うお金は少し多めに見積もっているので、これだけの費用があれば食事はそれなりにリッチにできると思います。巡礼中の費用の殆どは食費なので、食費を削れば削るほど安くなります。
3.スペインについてからやる事
3-1. スタート地点まで移動する
Caminoを歩ききれるかどうかという以前にまずクリアしなければいけないのがスタート地点に立つという事です。
3-1-1.移動手段
スペインでは長距離移動の手段は以下の2つがあります。
(1)Renfe(スペイン国鉄)
僕は利用しませんでしたが、一番速く移動する手段は電車です。Renfeはネットでチケットを購入する事ができるため、日本にいるうちにチケットを購入しておく事も可能です。
チケットの購入のしかたは、ググると日本語の解説サイトが出てくるので、それほど難しくはないようです。
(2)ALSA(バス)
僕はALSAという高速バスでMadridからLeon、SantiagoからMadridの移動をしました。こちらも、ネットで簡単に予約をする事ができます。
行きの料金は16€、当時のレートで換算して2000円という超激安価格で乗ることができました。帰りは前日に予約をしたため47€でしたが、それでも6000円弱なので結構安いです。慣れない僕でも現地で前日に予約できたくらいですから、クレジットカードさえあれば誰でもできると思います。
乗る車両によっては最新のもので、僕が行きに乗った車両は座席にディスプレイがついており、飛行機のように映画を見たりテレビを見たりする事ができました。(スペイン語だからよくわからないけどw)もちろんWi-fiも使える。日本のバスに比べて質は良い印象を受けました。
3-1-2. バスを使った移動の手順
①バスの駅まで移動する
Madridの空港を降りて地下鉄に乗ります。Madridは東京メトロ顔負けの地下鉄網が発達しており、Madridの町の中なら空港から一度も地上に出る事なく目的地まで移動できます。とはいえ、乗り換えの難解な東京の地下鉄よりも乗りやすい印象だったので、不安に思うことはないです。
空港の駅からは次のような乗り換えでバス乗り場まで移動します。
Aeropuerto(空港)
↓8号線
Nuevos Ministerios
↓6号線
Mèndez Álvaro(バス乗り場の最寄り)
Mèndez Álvaroから歩いてすぐ、“Estación Sur de Autobuses”というバスの駅に到着します。
②バスに乗る
事前にALSAのHPからチケットを購入しておけば、窓口でチケットを購入する事はありません。チケットを購入した際にメールで送られてくるpdfファイルのチケットを携帯に保存しておくか、紙に印刷してもっていくかしましょう。僕は行き返りでどちらの方法も試しましたが、問題ありませんでした。最悪、パスポートさえ持っていればチケットなくても大丈夫かと思います。
Estación Sur de Autobusesのエントランスは地上にありますが、バス乗り場自体は地下にあります。エントランスの電光掲示板で自分の乗る便の乗り場を確認し、地下の乗り場まで移動します。
地下のフロアはバスの乗り場とドアで仕切られています。このドアは基本施錠されていますが、バスの搭乗時間になると開きます。
あとはバスに乗るだけです。バスのドライバーにチケットを見せて、あちらが持っている予約客リストと照合してもらいます。ここで、目的地の確認をされます。もちろんスペイン語で言ってくるわけですが、合ってそうだったら”Si”と言っておきましょう。
バスに乗れば目的地までバスの旅です。
3-2. クレデンシャルを手に入れる
巡礼の旅でパスポートの次に大切なものはクレデンシャルです。クレデンシャルは巡礼者の証明でもあり、巡礼者用の宿アルベルゲに泊まったり、最後の巡礼証明をもらったりするのに必要です。
クレデンシャルは巡礼案内所や公営のアルベルゲ、教会で入手することができます。僕は、Leonで最初に泊まったアルベルゲでクレデンシャルを発行してもらいました。
場所は下の地図の通りです。
4.巡礼中の過ごし方
4-1. 宿に泊まる
4-1-1. 巡礼者の宿「アルベルゲ」
巡礼者にはアルベルゲという宿が用意されています。部屋はドミトリー形式で、基本的には2段ベッドがズラッと並んだ部屋に泊まるような感じです。ユースホステルに近い感じですが、それよりももっと簡易的な宿という感じです。予約はいりません。
シーツと枕カバーはもらえますが、寝具は基本的に用意されていないので、寝袋で寝ることになります。
アルゲルゲには2種類あります。公営(municipal)と私営です。公営は自治体や教会が運営しているもので、市営は個人が運営しているものです。この二つには次のような特徴があります。
①公営(Municipal)
・安い(一泊6€程度)
・収容人数が多い
・古い
・夕食や朝食がついているところが少ない
②私営
・高い(一泊10€程度)
・きれい、新しい
・収容人数少ない
・夕食や朝食をつけられるところが多い(有料)
どちらも一長一短なので、どちらに泊まるかは人それぞれですが、多くの巡礼者は公営アルベルゲに泊まる傾向があります。理由は安いからです。僕はどちらにも泊まりましたが、公営アルベルゲは人が多く、私営アルベルゲは人が少ない印象がありました。(もちろん、公営アルベルゲがない場所やハイシーズンなどは例外だと思います)
公営アルベルゲは人が多いので出会いも多く、楽しく過ごせるというメリットもあります。逆に私営は人が少ない分ゆっくり休むときにはいいと思います。
その日の気分とお金、ロケーション次第でどちらに泊まるか選べばよいと思います。
4-1-2. アルベルゲ宿泊の手順
①受付をする
アルベルゲに入ったらまず受付でクレデンシャルとパスポートを提示します。クレデンシャルにスタンプを押してもらい、料金を支払えば受付は終了です。
②シーツと枕カバーをもらう
受付が終わったら紙シーツと枕カバーをもらいます。
③宿の説明をうける
ベッドの位置とか、荷物置く場所とか、シャワーがどこにあるとか、注意点とか一通りの説明を受けます。
以上で一通りの手続きは終了です。あとはベッドにシーツと枕カバーセットして寝袋を広げれば休む準備万端です。
ちなみにシーツと枕カバーは使い捨てなので、帰りにゴミ箱に捨てるか宿の人に捨ててもらいます。
4-2. 食事をする
ごはんは基本的にバル(BAR)で食べます。日本で言うBARは主にお酒を飲むところですが、スペインのBARはコーヒーを飲んだり、食事をしたりする場所であり、もちろんお酒を飲む場所でもあります。昼は一品料理や軽食をいくつか頼むことが多かったです。
夕食はmenu(コース料理)が基本です。基本構成は
前菜 (スープやサラダ、パスタ)
↓
メイン (魚かステーキ+ポテト)
↓
デザート
+
パン
+
ワイン
です。これでお値段10~12€です。日本円に換算すると約1200~1500円というところで、若干高く感じる方もいるかもしれませんが、内容を考えるとかなり安いと思います。
まず、ワインは大体ボトルで出てきます。一人で入ってもボトルで出てきます(笑)つまり飲み放題。日本ではグラス一杯400円とかですからこの時点で安い。
量ですが、大体腹いっぱいになるか食いきれないくらいの量が来ます。まず、僕はパンをすべて食べきれた事はありません。前菜にカルボナーラ(普通の量がくる)、メインにポークステーキを頼んだときは食いすぎで死ぬかと思いました(笑)
これらを考えると、かなり安いと思います。味は大体のお店は美味しいです。悪くて普通。不味いところはありませんでした。
5.持ち物
もちものすべて書くとキリがないですから、特別必要なもの、持っていくと便利なものを書いていきます。
①寝袋
アルベルゲの宿泊に絶対に必要なものです。アルベルゲにはベッドがありますが、枕が置いてあるだけで毛布はありません。ベッドに寝袋を広げて寝る事になります。
寝袋は使う気温によってグレードが分かれています。例えばモンベルの寝袋であれば雪山で使う”#0″から暑い時期のキャンプに使う”#7″まであります。3月は夜は冷えますが、さすがに雪山用の寝袋とかはいりません。モンベルの#3や#5で大丈夫でしょう。
②サンダル
シャワーを浴びるために必要です。アルベルゲの中では土足で、シャワーの時もそれは同じです。まさか靴でシャワー浴びるわけにいきませんから、ここでサンダルが活躍します。クロックスのようなものよりはビーチサンダルみたいなタイプの方が適しています。
③ゲイター
これは必須ではありません。ゲイターというのは、靴の中に土や雪が入らないようにするための物です。登山でよく使用されます。
https://webshop.montbell.jp/goods/list.php?category=243000
3月のCaminoは山に雪が残っており、場所によっては50cmくらい積もっています。踏み抜くと雪が靴の中に入り、中が濡れて大変なことになります。泥も防げるので、持っていて損はないと思います。
④絆創膏
必須ではありません。しかし、持っていく事を強くお勧めします。
ここでオススメするのは普通の絆創膏ではなく、少し特殊な絆創膏です。
これは、足にマメができたときに大きな効力を発揮します。僕は途中で足の裏に巨大なマメができましたが、この絆創膏を使用したところ痛みを感じずに歩くことができ、歩きながら完治しました。
様々なサイズがありますが、買うときは一番デカいサイズのものを買う事をオススメします。きっと僕と同じく巨大なマメができるので(笑)
ちなみに現地では“Compeed”というブランドで売っています。薬局にいけば必ず売っています。
6.その他気になること
6-1. 語学力はどのくらい必要か?
現地にいって移動し、食事をし、宿に泊まるという最低限の事は、はっきりいって殆ど英語を話せないレベルでも大丈夫だと思います。スペイン語もできなくて大丈夫です。ただ、海外旅行で必要な基本的な単語くらいは覚えておくようにしておきたいです。
まずスペイン人は英語が通じない人がかなり多いです。これは僕も大変驚きました。出発までに、スペイン語なんて挨拶と飯の名前くらいしか覚えていきませんでした。そんな事だから、現地の人と話すときも無理やり英語で話しました。あっちも理解していない様子でしたが、宿の人は慣れているので宿泊手続きなどはなんとかなります。宿の説明もすべてスペイン語でされますが、雰囲気で理解できます。
他の国の巡礼者でも母国語ではないスペイン語を話せる人は稀でした。大丈夫です。
他の巡礼者との会話は殆ど英語です。情報収集をしたり、道中楽しく過ごすには英語ができるに越したことはないです・・・が、英語を殆ど話せない人も結構います。そんな人でもみんな楽しくやっています。僕も共通言語が何一つない人と一日一緒に歩いたりしていました。必ずしも言葉が通じないからといって友達ができないというわけではないです。
ちなみに、スペイン語話者と仲良くなっておくと結構お得です。僕は序盤でアルゼンチン人と仲良くなり、ところどころで英語をスペイン語に通訳してもらっていました。宿の人から情報聞き出したいときはこういう手段が非常に有効です。
6-2. ネット環境はどうする?
現地でネットを使えるか使えないかは大きな問題だと思います。常時ネット環境を使うにはレンタルのモバイルwifiやプリペイドSimを使う必要があります。
僕の感想ですが、モバイルwifiなどを用意する必要はないと感じました。
まず、スペインでは日本よりフリーwifiが使える場所がずっと多いです。アルベルゲでも大体使えるし、お昼にプラっと入ったBARでも使えます。なので、モバイルwifiなど持たなくても結構な頻度でネットを利用する事ができます。少なくとも僕は、ネット環境については何の不自由も感じませんでした。
ただ、歩いているときにネットが使えなくても大丈夫なように準備しておく事は必要です。例えば地図。オンラインマップは使えません。これについては後の項で書きます。
6-3. ルートの情報源や地図はどうする?
僕は以下のHPでルートの距離情報、標高データを事前に調べていました。
http://caminodesantiago.consumer.es/los-caminos-de-santiago/frances/
すべてスペイン語ですが、なんとなくで分かるので問題なく利用する事ができると思います。アルベルゲのある場所なども載っていて、参考程度の情報にはなります。
僕はこのページの内容をスマホにキャプチャーして持っていきました。
多くの巡礼者はこの本を持っていました。↓
この本はフランス人の道のガイド本では最もスタンダードなものらしいです。僕は買いませんでした。
中身を見せてもらいましたが、距離情報や標高データに加えて名勝の解説や交通情報も載っていたと思います。
中身は英語ですが、地図見るくらいならだれでもできると思います。
何にしてもネットで探す以上、詳しい情報を得ようと思ったら日本語で書かれているものは殆ど無いと思った方がいいです。この辺は割り切って、少なくとも英語で情報を探すようにしましょう。
6-4. ワインが水より安いってほんと?
半分本当で半分嘘です。
ワインといえば、イタリア、チリが代表的な生産国ですが、スペインも世界トップのワイン大国です。日本でごはんと一緒にお茶が出るように、スペインではワインが出てきます。毎日ワインを飲みまくるのがこの旅の楽しみでもあります(笑)
「半分本当で半分嘘」というのは、水より安いものもあるし、高いものもあるという事です。
水は500ml安くて0.5€。ワインのボトルは安くて0.8€です。しかし、水で2€とかするものもあります。
最低価格で勝負すると水の方が安いですが、ワインより高い水は存在します。
Comments
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初めまして。来年の3月から4月にフランス人の道を歩けたらなぁと情報収集をしているものです。
全く運動音痴でトレッキング経験もないので心配ですが、行かなければ…と何かに取り憑かれたようになっています。
参考にさせていただきますね。 -
初めまして。記事を拝読しました。とても丁寧に記載されていてとても参考になります。私はフランス人の道を3月中旬から歩きたいと思い情報収集をしていまして、私もレオンから…と思ったのですが、できれば2回、最悪3回に分けてでもサンジャンピエドポーからにしたい欲が出てきました。
一番気になるのは気候のことで、3月はやはり雪が多く寒いのでしょうか。最低限どの程度の荷物でいいのか心配が多いです。またさすがに暗いとは思うので、どのような心構えで歩くのがいいのか…と色々と悩んでいます。
また記事を隈なく読んでシュミレーションしてみます。 -
カミノのことを調べていたら、ここにたどり着きました。
今年の3月にサリア→サンティアゴ巡礼を考えているので、とても参考になります。ありがとうございます。 -
こんにちは。
他の旅行者と仲良くなる機会はたくさんありますか? あと、ワインの味は如何でしたか?種類は豊富ですか?
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こんにちは。
私も来年の3月ごろに巡礼を考えているのですが、
雨の割合はどのくらいでしたか?
それと、どのような靴を履いて行ったのか教えていただけると嬉しいです。 -
三月に行こうと考えており
1番気にしてた気温情報を収集できました
ありがとうございます
私も2016.4から三ヶ月間、フランスのLe Puyから歩きました。
良くまとめられていて大変参考になります。
これからの投稿も楽しみにしています。