Camino de Santiago day7 Triacastela ~ Sarria2017年1月7日
今日で歩き始めて1週間となる。ここまで2つの山越えがあり、「あっという間だった」とは言えないものの、かなり慣れてきた。昨日まででかなり距離を稼いだので、この先は毎日平均20kmくらい歩くだけで予定通りの日程でSantiagoに到着できる。
足の裏にできた巨大なマメのダメージもあるので、 今日は18.3km先にあるSarriaまでしか歩かない事に決めた。Sarriaは終着点のSantiagoまでにある最後の大きな街。食料買ったり薬を買ったりしたいし、キリもいいので今日はそこまででいいでしょう。早く着いたらBARでコーヒーでも飲んでゆっくりしよう。
アルベルゲにかなりの人数がいた割には道に出ると人が少ない。
前をあるくのはドイツ人の青年。アニメとか漫画の話をした。
道にニワトリが放し飼いになっててももはや何の疑問も抱かない。
今日の行程は歩く距離は短いといえど、実は途中に標高900mの峠を越える事になっている。最初はひたすら山道を登る。
もうすぐ峠というところ。街はすぐ近くだというのに全く気配がない。ひたすら田園風景の中を歩く。
見慣れた道標だけど、何か今までと違う! 距離表示が追加されてる!
残りは123km。この距離表示は時に励みになるけど、その逆になることの方が多いんだよな・・・
山も自転車もそうだけど、距離を気にしてる時ほど進まない。
立ち寄ったBARの犬。門の上に立って歓迎してくれる。
街に出るまで確かBARはこの一軒しかなかったはず。多くの人がここで休憩してた。
菜の花と田舎の景色がよく合う。咲いてる花の種類は日本のこの時期の花と殆ど同じ。
やっとSarriaの街が見えた!
Sarriaの市街地に到着!さっそく宿探しをする。
巡礼路の通る街なだけあって、壁のペイントもCaminoをイメージしたものだ。
アルベルゲ探しをしてたら街の端の丘の上まで来てしまった。街を一望できるいい場所だ。
municipalのアルベルゲを探してたんだけど、なぜか見当たらず・・・市街地の入り口付近にあったかなり新しい私営のアルベルゲに入ることにした。ちょっとだけ高いけど、今日はゆっくり休みたいし、人の少ない私営のアルベルゲで良いだろう。
薬局で鎮痛剤を購入する。実は、この旅にでる直前に歯の治療をしていて、その治療中の歯が数日まえから痛かった。日本から持ってきた鎮痛剤を使い切ってしまった。
ちなみに、日本では薬局の棚にイブとかが並んでるけど、スペインでは鎮痛剤の類は薬剤師に言わないと出てこない。スペインでは英語が全然通じないとか言ったけど、薬剤師は大体英語ができます。 欲しい薬を英語で説明すれば普通に購入できる。
うまく説明できるか不安な人は、いつも自分が使ってる薬の一般名称とか主成分を英語でメモしておくといいかもしれないです。
薬の説明もしっかりしてくれます。僕が買ったのはイブプロフェンの何か強いやつ(?)だったけど、一回一錠、1日三回まで、食後に服用って感じで用法は日本の薬と同じでした。
街でよく見かける黄色い筒、実はこれ郵便ポストです。日本ではポストは赤なのですごく新鮮!
Sarriaは大きな街だけど、新しい街という感じはしない。建物もなんとなく古臭い感じ。
ピザ屋に置かれたメッセージボード。巡礼者が自由に書き込める。ハングル文字が目立つが、その中に日本語が!!!
買い物をしにスーパーへ。
ワインボトル一本0.85€。激安。当時のレートが126円だったので約107円!!
よく「ヨーロッパではワインが水より安い」なんて言われるけど、それはちょっと大げさかなと思います。一番安いミネラルウォーターは500ml 0.4€くらいだったと記憶してるのでそれに比べるとワインの方が高いです。 ただ、1.5€くらいする水もあるので、ワインが水より安いというのは必ずしも嘘では無いかなと思います。
昨日宿で一緒だった人を探して一緒に飯食おうかと思ったけど、なかなか到着しないようで、お腹もすいてきたので一人で夕食を食べる事にした。
8.5€でガリシアスープ、ポークステーキ、パン、ワインボトル一本がくる。安い店。
味はまぁまぁという感じだった。
この日の歩行距離は18.3km。街の散策も入れたら22kmってところかな。
正午くらいにはSarriaに到着してたから、かなりゆっくりできた。
旅の約2/3の行程が終了した。さすがにこのあたりにくると、歯の痛みとか足のマメとか、不安要素が出てきたけど、今日ゆっくりと対策や休息をとれたことで最終日までなんとかなりそうだ。
残りの行程に大きな難所はないけど、天気だけが心配。
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