高知駅近くのビジネスホテルからスタート。昨晩はベッドのおかげでとてもよく眠れた。ツーリングしてると、布団があって屋根があってシャワーがある というごく当たり前の事の有難みをとても感じます。
外に出ると小雨が降っている。ちょっと気が滅入るな・・・
里に下りてきて間もないですが、今日は再び山岳地帯に入って、西日本第二の高峰である剣山方面に走っていきます。
高知駅前にはアンパンマンの像。作者のやなせたかしさんは高知の出身らしいですね。
雨の中山を登っていく。 最初の峠、根曳峠(395m)を越える。
峠を下り、引き続き国道32号を走る。川沿いの道になりました。
峠を越えると雨は止み、うっすらと晴れ間が見えるようになってきた。
道中、落とされた古い橋を何度か見かける。
近寄って見てみると、この橋が架けられたのは昭和10年らしい。昭和10年っていうと1935年ですよ。ということは80年前の建築物!
かなり立派な橋なので、かつては交通の主脈として使われていたんだろうなぁ。
国道439号との分岐にきた。この先の京柱峠(1123m)を越えようと思っていた。しかし、山の方にはまだまだ雲がかかっていている。これを登っても良い眺望は望めず、体力を消耗するだけかなぁと思った。
ここはこのまま32号を進んで大歩危の景色でも楽しんで、550mくらいの峠越えをした方がいいかなと考えた。ちょっと遠回りになるけど、たぶんこちらの方が良いだろう。
程なくして徳島県に入る。少し先に道の駅があるようなのでそこで休憩する。
道の駅 大歩危
比較的新しい建物で、食事もできます。ただ、野宿禁止という看板があったので寝床にはなり得ません。
展望台があるので行ってみる。
川の水もさることながら、浸食された岩がまたとても綺麗です。ダイナミックな景色。
ここ大歩危は吉野川中流に位置していますが、その吉野川は日本三大暴れ川の一つともされていてラフティングが盛んだったりします。
今日はこれからこの吉野川に注ぐ祖谷川の水源にむけて登っていきます。
本日二つ目の峠に向けて登坂開始。楽だろうと思ってきたこの道だけど、なかなかツラい・・・
これなら京柱峠行くのとあんま変わらんなぁ
ここまで四国を走ってきて思った事ですが、とても水が豊かなところだなぁと感じます。山の中を走っていると頻繁に湧き水があって、それを常にボトルに詰めて走っています。100%天然の水を飲みながら旅をしていくと、すこし野生に戻った気がして面白い感覚です。
国道439号との分岐にきた。1日ぶりに再び国道439号にやってきました。ここから剣山に向けてひたすら登りです。
前にも書いたように、国道439号(通称:与作)は日本三大酷道の一つ。剣山への道も酷い舗装と急勾配なのかと思っていたけど、以外に勾配もゆるく、舗装もしっかりしています。山梨の松姫峠の道と似た雰囲気。
人気のない山道を登っていくと、突然「祖谷かかし村」の看板が現れる。
かかしがもたれかかっているけど、人がのたれ死んでるのかと思ったぞw
人は一人も見ないのに、たくさんかかしがいる。これ夜中に来たら小便ちびりますよw
少しギョッとするようなところだが、長い登りにスパイスを加えてくれる珍スポットだった。
標高1018m、奥祖谷二重かずら橋に到着。 ここにはキャンプ場があるので、今日はここで一泊することにします。
二重かずら橋というのは男橋と女橋、二つの橋が架かっているところから。
まずは高いくて長い男橋を渡る。
写真だとあまり高くないように見えますが、これがまた結構な高度感なんですよ。足元もスケスケだし。おまけに超揺れる。
ちなみに、キャンプ場に行くにはこの橋を渡らないといけません。たどりつくまでに緊張する、他には無いタイプのキャンプ場だw
もちろん自転車は乗り入れできないので、駐車場からキャンプ場まで、荷物をもって往復することになります。不便といえば不便だが、橋があるおかげで楽しめる(?)
テント設営。地面は砂利だけどフラットでイイカンジです。すぐそばには川が流れていて、子供たちが水遊びをしています。
見てくださいこの秘境感!こんなところでキャンプできるなんて最高ではありませんか。
ちなみにここから見えている橋は女橋の方です。
キャンプ場にシャワーなどはありません。でも大丈夫、川の水がとても綺麗なので、この日は川で水浴びして済ませる事にします。川に入って体洗うなんで現代人では滅多にする事ではないけれど、こういう事をしてこそ大自然の中でキャンプをする価値がある。
裸で川に入るなんて何年ぶりだっただろうか、本当に気持ちよかった。
いつも通り夕食はパスタ。標高も高く、川のそばなのでとても涼しい夜だった。
明日は自転車で剣山の登山口まで登り、登山で剣山山頂を目指す。
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