冬山シーズン開幕戦 初冬の平標山に登る2017年12月1日

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11月の終わり、山が冬を迎え始める頃に谷側連峰の平標山に登ってきました。

夏山に登っていると雪山が待ちきれなくなるもので、谷川に雪が降ったという知らせを聞いて、待ってましたとばかりにこの山に足を運びました。

 

平標山は群馬と新潟の県境に位置する1984mの山です。比較的なだらかな山容で、女性的な雰囲気を持っています。

標高こそ低いですが、日本海側の豪雪地帯に位置するために森林限界は低く、かなり標高の低い段階で開けた景色を見ることができます。

僕は今回この山に登るのは2回目でしたが、さらに多く登っている大学時代の後輩と一緒に行ってきました。

 

1. ルート

今回は、最も手頃でメジャーな周回ルートをとります。

国道17号沿いにある登山口からスタート。まずは鉄塔を経由して松手山を目指す。

ひたすら稜線を歩いて平標山山頂へ。その後は平標山ノ家を経由して沢を下り、最後は林道を歩いて登山口に戻る。

標高差は約1000m、標準コースタイムでは5.5時間の行程です。

 

2. レポート

埼玉から関越自動車道で新潟、湯沢方面を目指す。赤城高原SAから見える上州武尊山には頂上付近に雪が。

以前2月に登った時に比べると積雪量はまだまだの様子。群馬の冬本番はあともう少しというところだろうか。

 

松手山ルートの登山口に到着。

武尊山を見て雪の量は少ないのではないかと思ったけど、以外にも登山口から雪がついてる。

序盤の登山道は雪に埋まりきっておらず、階段の形がうっすらと残っている状態。夏山と同じノリで登っていけます。

最初のチェックポイントの鉄塔。

この鉄塔は登山口の近くからすぐ近くに見えるんですが、以外とここまで時間かかります。

最初にも書きましたが、かなり序盤で景色が開けてきます。この鉄塔を過ぎたあたりからどんどん視界がよくなります。

 

稜線に出て振り返ってみれば背後には苗場山を始めとする山々の景色。

日本有数のスキーエリアであるだけあって、苗場スキー場や神楽スキー場なども一望できます。

 

積雪量は深いところで50~60cmくらい。雪は降りたてで、まだ踏み固められていないのでかなりの頻度で踏み抜く。

道はなだらかで非常に歩きやすいように見えますが、踏み抜きのせいでかなり体力を消耗する。

 

 

魚沼にある日本百名山である巻機山方面。

雲の影が山肌に写って、まるで水中にいるかのような錯覚を覚える。

 

長い踏み抜き地獄を越えて、なんとか最後の登りへ。

 

平標山の山頂に到達。山頂からは隣の仙ノ倉山へと続く稜線が見える。

とても綺麗な稜線なので毎度歩いて見たいと思うのだけど、ここまでの踏み抜き頻度を考えるといくら時間がかかるか分からなかったので、今回はお預けに。

 

 

山頂から平標山ノ家までは解放的な景色が続く。

 

平標山ノ家

すでに営業は終了。冬季小屋が解放されている。稜線に出てから抜きつ抜かれつで一緒に登った人は冬季小屋で一泊するそうだ。

雪山の山小屋に一人で一泊・・・さぞかし寒い夜になるのだろう。タフな体と精神じゃないとできることじゃない。

 

山小屋からあとはひたすら下り。最後に林道を数km歩いて今回の山行は終了です。

 

谷川のパスタ エルヴェ

このエリアに来るといつも行く沼田のパスタ屋さん(?)です。上の写真はラーメンでもうどんでもありません。クリームパスタです。
メニューも個性的で、パスタの量も個性的です 笑

 

初めて行った時はその物量に「2度と行くものか」と思いましたが、気づけば何度も通っています。二郎的な魅力があるのかもしれません。

とにかくとっても面白いお店なので、谷川岳や上州武尊山にお越しの際はぜひ足を運んで見て下さい。

 

3. まとめ

2回目の平標山でした。近くに谷川岳という名峰があるがゆえ、あまり目立たない山ですが、いつも素晴らしい景色を見せてくれます。

 

これほど登りやすく、早い時期から雪山を楽しめる場所は貴重です。まだ雪がしまらず、踏み抜きも多かったので冬本番にはあともう一歩というところでしたが、十分に雪山感を楽しむことができました。

 

きっとこれからもこの山に通うことになるでしょう。

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